【和訳】 XEMを安全に保管するための初心者ガイド

本記事は id:ohayo-bitcoin さんからの寄稿記事になります。


念願のXEMを買ったら次にするべきことは保管用アカウントへの送金です。このガイドでは目的や用途にあったウォレットの選び方と設定方法を解説します。

1 短期 (数日〜数週間)

1.1 取引所

XEMに限らず他の仮想通貨にも共通することですが、トレーダーでないなら取引所に放置してはいけません。もしも初めてXEMを買ったばかりであれば、まだXEMは取引所の口座の中にあることかと思いますが、そのまま置きっぱなしにするということはサードパーティーを信頼し、コントロールを委ねることになります。大事なXEMを取引所に置いておくのは最小限にしましょう。

1.2 モバイルウォレット

モバイルウォレットはプリペイドカードのような感覚で使うことができます。普段使う分だけこのウォレットに入れておきましょう。モバイルウォレットのバックアップを取るにはアカウントを開いて「メニュー」を選択、「アカウントをエクスポート」から「プライベートキーを表示」を選んでください。秘密鍵はメモを取るか、スクリーンショットを撮って安全な場所に保管しておきましょう。秘密鍵をNanowallet か NCCにインポートすることも可能です。

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2 長期 (数ヶ月〜数年)

2.1 Nanowallet

Nanowalletを使えばメインネットでシンプルなウォレットを作ることができます(ダウンロードはこちら)。ZIPファイルからコンテンツを開いて、start.htmlをダブルクリックしてください。使用するブラウザはGoogle Chromeを推奨しています。Windows 10のEdge Browserは使わないでください。

Nanowalletをインストールする前に、使っているコンピューターが安全な状態であること(アンチウイルス、アンチマルウェアスキャン)を確認し、常に強力なパスワードを使ってください(詳細はこちら)。

Nanowalletでは委任ハーベスティングのような機能も使うことができます。

2.1.1 Nanowalletのバックアップ

無事Nanowalletを使えるようになったとしても、もしハードディスクが壊れてしまったらどうすればいいのでしょう?万一に備えてバックアップをとっておけば安心です。

バックアップはファイルと紙の両方でとっておくことをおすすめします。

2.1.1.1 ファイルにバックアップ

初めてログインする場合はブラウザが「nameofyourwallet.wlt」という名前のファイルをダウンロードしているはずです。このファイルには秘密鍵のバックアップが入っています。

(.wltファイルをウォレット作成のタイミングで取得していない場合はウォレット画面右上の「Account」をクリックして「Backup Wallet」を選択すればダウンロードすることができます。)

ウォレットファイルをUSBスティクやUSBハードドライブ、ネットワークストレージなどの別のドライブに保存してください。別ドライブに保存する前にtruecrypt等のツールでファイルを暗号化すれば、さらに安全に保管することができます。

注意:ウォレットファイルを開くにはパスワードが必要です。

2.1.1.2 紙にバックアアップ

Nanowalletのアカウントにログインすれば、アカウントの詳細を見る事ができます。右上の「Account」を選択してください。

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↑アカウント

「Accunt Details」の「Private Key」にパスワードを入力し、+ボタンを押してください。

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↑アカウントの秘密鍵

パスワードを入力すると秘密鍵を見ることができます。

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秘密鍵を表示

この情報を紙にメモするかプリントアウトし、安全な場所で保管してください。

注意:秘密鍵があればアカウントを使用する事ができます。パスワードは必要ありません。

2.2 NCC

Nem Community Client (NCC)からもアカウントを作ることが可能です。 NCC のインストール方法はこちら:  Windows/MacLinux

NCCをインストールする前に、使っているコンピューターが安全な状態であること(アンチウイルス、アンチマルウェアスキャン)を確認し、常に強力なパスワードを使ってください。(詳細はこちら

NCCではハーベスティング委任ハーベスティングのような機能も使うことができるようになります。

2.2.1 NCCのバックアップ

無事Nanowalletを使えるようになったとしても、ハードディスクが壊れてしまったらどうすればいいのでしょう?万一に備えてバックアップをとっておけば安心です。

バックアップはファイルと紙の両方でとっておくことをおすすめします。

2.2.1.1 ファイルにバックアップ

NCCのバックアップを取る際はガイドを参考にしてください。(「2.4 Backup your wallet」を参照)

ウォレットファイルをUSBスティクやUSBハードドライブ、ネットワークストレージなどの別のドライブに保存してください。別ドライブに保存する前にtruecrypt等のツールでファイルを暗号化すれば、さらに安全に保管することができます。

注意:ウォレットファイルを開くにはパスワードが必要です。

2.2.1.2 紙にバックアップ

NCCのアカウントにログインするとアカウントの詳細を見ることができます。左側の「Account」を選択して「Settings」を開いてください。

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↑Account Detailsを開く

account details画面から「Show Account’s PRIVATE key」をクリック

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↑Account Detailsの画面

パスワードを入力して「SHOW THE KEY」をクリック

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秘密鍵を表示する

これでアカウントのアドレス、秘密鍵、公開鍵を見ることができます。

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秘密鍵

この情報を紙にメモするかプリントアウトし、安全な場所で保管してください。

注意:秘密鍵があればアカウントを使用する事ができます。パスワードは必要ありません。

2.3 Lightwallet (ライトウォレット)

( 訳者注:ライトウォレットの利用は推奨いたしません。ライトウォレットは2017年6月10日現在 NemProject/nem-lightwallet にてソースコードホスティングされていますが、積極的にはメンテナンスされておらず(2017年6月10日確認時点では、最終更新日が2016年7月11日でした)、NEM公式のインストールページにも記載がない状態です。

よほどのことがない限り、ライトウォレットを利用せず、ナノウォレットを利用すべきでしょう。)

Lightwalletではbrainwallet(ブレインウォレット)を作成することができます。Brainwalletの特徴は一つのパスワードからアカウントを作成し、どのコンピューターのLightwalletからでもアクセスできることです。Lightwalletのインストール方法はこちら

2.3.1 brainwalletについて

Brainwalletがあればバックアップファイルや秘密鍵は必要ありません。覚えておかなければいけないのはパスワードだけです。アカウントがパスワードから作成されるため、強力なパスワードを設定することが必須です。簡単に覚えられる強力なパスワードを作るコツはこちらを参考にしてください。

Brainwalletは名前の通りパスワードを頭で覚えておくだけで大丈夫というコンセプトのものですが、覚えておく自信がない場合はパスワード管理ツールや紙に書いておくのがよいでしょう。

2.3.2 brainwallet

Lightwallet を開いて「I want to create a brainwallet」を選択してください。

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↑Lightwallet

ウォレット名(これは覚えていなくても大丈夫)を入力して、パスワード入力後「Create」をクリックするとブラウザがアカウントを記憶します。

別のブラウザやコンピューターを使う場合も上記と同じ手順で(すでにbrainwalletを作成していますが)アカウントにアクセスすることができます。

2.4 マルチシグアカウント

最後に、より安全生が高く細かい設定ができるのがマルチシグです。現在NEMではM-of-N形式のマルチシグ、つまりNの数は自由に設定可能でMはNよりも小さい値になるもで例えば1-of-4(4つのうちの1つの署名が必要)、2-of-3 (3つのうち2つの署名が必要)のようなものと、N-of-N形式のマルチシグ1-of-1, 2-of-2, 5-of-5, 10-of-10が可能です。

マルチシグはNCC, Android, iOS, Nano, and NEMpayなど全てのNEMウォレットでサポートされています。

マルチシグのアカウントの設定も数クリックで簡単に設定することができ、モバイルやデスクトップウォレットで署名する必要がある場合はプッシュ通知を受け取ることもできます。

マルチシグに興味のある方はこちらから詳細をご覧ください。

原文


  • 変更点
    • 2017-06-10
      • タイトルに【和訳】の文言追加
      • 原文へのリンク先修正
      • ライトウォレットへの訳者注を追加