【和訳】NEM Beta 0.6.91

NEM Beta 0.6.91 が公式にリリースされたので、和訳しました。


変更点

本バージョンはセキュリティリリースで、第三者的なセキュリティ調査員が発見したNISの問題点を修正したものになります。報酬制度は現在も継続しています。

スーパーノードのほとんどがアップデートした後に、詳細を公開いたします。

このアップグレードは 必須 のものになります。

インストーラを使っている場合は、NCCNISが停止していることを確認してから、アップデートしてください。

NEM はJava 8 が必須です。

インストーラには64bit版 Java が必要なのに注意してください。

Java は次の公式ページからダウンロードすることが出来ます。

java.com

パッケージは以下のページからダウンロードすることが出来ます。

nem.io


翻訳元サイト

forum.nem.io

【和訳】 XEMを安全に保管するための初心者ガイド

本記事は id:ohayo-bitcoin さんからの寄稿記事になります。


念願のXEMを買ったら次にするべきことは保管用アカウントへの送金です。このガイドでは目的や用途にあったウォレットの選び方と設定方法を解説します。

1 短期 (数日〜数週間)

1.1 取引所

XEMに限らず他の仮想通貨にも共通することですが、トレーダーでないなら取引所に放置してはいけません。もしも初めてXEMを買ったばかりであれば、まだXEMは取引所の口座の中にあることかと思いますが、そのまま置きっぱなしにするということはサードパーティーを信頼し、コントロールを委ねることになります。大事なXEMを取引所に置いておくのは最小限にしましょう。

1.2 モバイルウォレット

モバイルウォレットはプリペイドカードのような感覚で使うことができます。普段使う分だけこのウォレットに入れておきましょう。モバイルウォレットのバックアップを取るにはアカウントを開いて「メニュー」を選択、「アカウントをエクスポート」から「プライベートキーを表示」を選んでください。秘密鍵はメモを取るか、スクリーンショットを撮って安全な場所に保管しておきましょう。秘密鍵をNanowallet か NCCにインポートすることも可能です。

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2 長期 (数ヶ月〜数年)

2.1 Nanowallet

Nanowalletを使えばメインネットでシンプルなウォレットを作ることができます(ダウンロードはこちら)。ZIPファイルからコンテンツを開いて、start.htmlをダブルクリックしてください。使用するブラウザはGoogle Chromeを推奨しています。Windows 10のEdge Browserは使わないでください。

Nanowalletをインストールする前に、使っているコンピューターが安全な状態であること(アンチウイルス、アンチマルウェアスキャン)を確認し、常に強力なパスワードを使ってください(詳細はこちら)。

Nanowalletでは委任ハーベスティングのような機能も使うことができます。

2.1.1 Nanowalletのバックアップ

無事Nanowalletを使えるようになったとしても、もしハードディスクが壊れてしまったらどうすればいいのでしょう?万一に備えてバックアップをとっておけば安心です。

バックアップはファイルと紙の両方でとっておくことをおすすめします。

2.1.1.1 ファイルにバックアップ

初めてログインする場合はブラウザが「nameofyourwallet.wlt」という名前のファイルをダウンロードしているはずです。このファイルには秘密鍵のバックアップが入っています。

(.wltファイルをウォレット作成のタイミングで取得していない場合はウォレット画面右上の「Account」をクリックして「Backup Wallet」を選択すればダウンロードすることができます。)

ウォレットファイルをUSBスティクやUSBハードドライブ、ネットワークストレージなどの別のドライブに保存してください。別ドライブに保存する前にtruecrypt等のツールでファイルを暗号化すれば、さらに安全に保管することができます。

注意:ウォレットファイルを開くにはパスワードが必要です。

2.1.1.2 紙にバックアアップ

Nanowalletのアカウントにログインすれば、アカウントの詳細を見る事ができます。右上の「Account」を選択してください。

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↑アカウント

「Accunt Details」の「Private Key」にパスワードを入力し、+ボタンを押してください。

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↑アカウントの秘密鍵

パスワードを入力すると秘密鍵を見ることができます。

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秘密鍵を表示

この情報を紙にメモするかプリントアウトし、安全な場所で保管してください。

注意:秘密鍵があればアカウントを使用する事ができます。パスワードは必要ありません。

2.2 NCC

Nem Community Client (NCC)からもアカウントを作ることが可能です。 NCC のインストール方法はこちら:  Windows/MacLinux

NCCをインストールする前に、使っているコンピューターが安全な状態であること(アンチウイルス、アンチマルウェアスキャン)を確認し、常に強力なパスワードを使ってください。(詳細はこちら

NCCではハーベスティング委任ハーベスティングのような機能も使うことができるようになります。

2.2.1 NCCのバックアップ

無事Nanowalletを使えるようになったとしても、ハードディスクが壊れてしまったらどうすればいいのでしょう?万一に備えてバックアップをとっておけば安心です。

バックアップはファイルと紙の両方でとっておくことをおすすめします。

2.2.1.1 ファイルにバックアップ

NCCのバックアップを取る際はガイドを参考にしてください。(「2.4 Backup your wallet」を参照)

ウォレットファイルをUSBスティクやUSBハードドライブ、ネットワークストレージなどの別のドライブに保存してください。別ドライブに保存する前にtruecrypt等のツールでファイルを暗号化すれば、さらに安全に保管することができます。

注意:ウォレットファイルを開くにはパスワードが必要です。

2.2.1.2 紙にバックアップ

NCCのアカウントにログインするとアカウントの詳細を見ることができます。左側の「Account」を選択して「Settings」を開いてください。

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↑Account Detailsを開く

account details画面から「Show Account’s PRIVATE key」をクリック

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↑Account Detailsの画面

パスワードを入力して「SHOW THE KEY」をクリック

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秘密鍵を表示する

これでアカウントのアドレス、秘密鍵、公開鍵を見ることができます。

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秘密鍵

この情報を紙にメモするかプリントアウトし、安全な場所で保管してください。

注意:秘密鍵があればアカウントを使用する事ができます。パスワードは必要ありません。

2.3 Lightwallet (ライトウォレット)

( 訳者注:ライトウォレットの利用は推奨いたしません。ライトウォレットは2017年6月10日現在 NemProject/nem-lightwallet にてソースコードホスティングされていますが、積極的にはメンテナンスされておらず(2017年6月10日確認時点では、最終更新日が2016年7月11日でした)、NEM公式のインストールページにも記載がない状態です。

よほどのことがない限り、ライトウォレットを利用せず、ナノウォレットを利用すべきでしょう。)

Lightwalletではbrainwallet(ブレインウォレット)を作成することができます。Brainwalletの特徴は一つのパスワードからアカウントを作成し、どのコンピューターのLightwalletからでもアクセスできることです。Lightwalletのインストール方法はこちら

2.3.1 brainwalletについて

Brainwalletがあればバックアップファイルや秘密鍵は必要ありません。覚えておかなければいけないのはパスワードだけです。アカウントがパスワードから作成されるため、強力なパスワードを設定することが必須です。簡単に覚えられる強力なパスワードを作るコツはこちらを参考にしてください。

Brainwalletは名前の通りパスワードを頭で覚えておくだけで大丈夫というコンセプトのものですが、覚えておく自信がない場合はパスワード管理ツールや紙に書いておくのがよいでしょう。

2.3.2 brainwallet

Lightwallet を開いて「I want to create a brainwallet」を選択してください。

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↑Lightwallet

ウォレット名(これは覚えていなくても大丈夫)を入力して、パスワード入力後「Create」をクリックするとブラウザがアカウントを記憶します。

別のブラウザやコンピューターを使う場合も上記と同じ手順で(すでにbrainwalletを作成していますが)アカウントにアクセスすることができます。

2.4 マルチシグアカウント

最後に、より安全生が高く細かい設定ができるのがマルチシグです。現在NEMではM-of-N形式のマルチシグ、つまりNの数は自由に設定可能でMはNよりも小さい値になるもで例えば1-of-4(4つのうちの1つの署名が必要)、2-of-3 (3つのうち2つの署名が必要)のようなものと、N-of-N形式のマルチシグ1-of-1, 2-of-2, 5-of-5, 10-of-10が可能です。

マルチシグはNCC, Android, iOS, Nano, and NEMpayなど全てのNEMウォレットでサポートされています。

マルチシグのアカウントの設定も数クリックで簡単に設定することができ、モバイルやデスクトップウォレットで署名する必要がある場合はプッシュ通知を受け取ることもできます。

マルチシグに興味のある方はこちらから詳細をご覧ください。

原文


  • 変更点
    • 2017-06-10
      • タイトルに【和訳】の文言追加
      • 原文へのリンク先修正
      • ライトウォレットへの訳者注を追加

Zaif取引所とNanoWallet間でXEMの送金を行う

この記事は id:mizunashi_rin さんからの寄稿記事です。


取引所に仮想通貨をそのまま預けている人が増えていると思います。取引所が急に無くなってしまう事というのは、珍しくありません。 もし、あなたの資金を預けている取引所が無くなってしまった場合、あなたの資金は失われます。

取引に必要な通貨及びその量以外で余っているものについては、自分のウォレットに保存しておく事が重要です。 ここでは、Zaif取引所(以下Zaifと呼ぶ)を例にして取引所からNanoWallet、及びNanoWalletから取引所にXEMの送金を行う説明をします。

なお、NanoWalletについての詳細は以下のページから確認してください。 この説明は、NanoWalletがインストールされている状態を前提としています。

1. ZaifからNanoWalletに送金する

ここでは、Zaifにて出金をする方法を説明します。最後にNanoWalletにて先程出金したXEMが着金している事を確認します。

1.1 ZaifでXEMの残高を確認する

Zaifにログインすると、殆どの画面で以下の様な表示がされています。

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ここで、赤丸で示した部分「保有資産」をクリックすると、Zaifにある自分の全資産が表示されます。 ここでXEMの量を確認してください。例ではXEMの残高が 100.4167 となっており、100.4167XEMを保有している事が確認できます。 もし、ここで送信したいXEMが足りない場合は、事前にXEMを購入してください。

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1.2 NanoWalletにて自分のアドレス(Zaifからの送金先)を確認する

NanoWalletを開きます。 下図を参考にして、NanoWallet上の自分のアドレスを確認しコピーします。 但し、NanoWalletは多くの自分のアドレスを所持する事が出来ますので、複数持っている方は送金したいアドレスを選ぶ必要があります。

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もし、自分のアドレスの最後に「…」が付いている場合は、そのままコピーが出来ません。

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この様な問題が発生した場合は、可能な限りブラウザ幅を大きくします。それでも解消されない場合には、逆にブラウザ幅を小さくする事によりアドレス画面のデザインが「左:右」から「上:下」へとレイアウトが変更され、横幅に余裕ができコピーできる様になります。

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1.3 Zaifからウォレットに送金する

下図の様に、「アカウント」をクリックした後に表示される「XEMの入出金」をクリックします。

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「XEM出金」をクリックします。

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出金画面が表示されます。以下の事に注意して出金を行います。

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  • 出金アドレス:NanoWalletから自分のアドレスをコピーペーストしてください。出金先アドレスを制限している場合は、出金先アドレスに自分のアドレスを登録して、プルダウンメニューから選択します。
  • メッセージ:未記入で問題ありません。
  • 出金金額:出金したいXEMの量を入力します。
  • 出金手数料:自動的に出金手数料が計算されます。メッセージの長さ及び出金金額によって手数料が決定されますので、これらを変更した場合には、入力後欄外をクリックする事によってここに反映されます。
  • 二段階認証のトークンを入力します。有効時間が30秒しかありませんので、タイミングを見て入力を行い出金ボタンを押します。

注)出金金額と出金手数料を合わせた額が現在所有しているXEMの額から引かれます。残高が0未満になる場合は、出金エラーになりますので、その際には再度入力しなおして下さい。

ここでは例として、次の様に入力しています。

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実際に「出金」ボタンを押し、出金処理を開始させます。その時には、以下の様に画面が変化しますので確認をしてください。

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16進数のTX番号が表示されれば、Zaifから出金が処理された事になります。正確には、NEMのブロックチェーン上でXEMの送金リクエストが開始された事になります。この時、NanoWalletでダッシュボードを見ると、未承認の受け取りリクエストが表示されているはずです。早い時で数秒、一般的には1分程度で未承認から承認済みに変わります。承認済みになれば、NanoWalletの自分のアドレスに完全に資金が移動した事になります。

1.4 NanoWalletで着金の確認

以下の状態になればブロックチェーン上の資金移動が完全に終了し、NanoWalletで用意した自分のアドレスに資金が完全に移動した事を確認できます。

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  • NAGJG3-QFWYZ3-7LMI7I-QPSGQN-YADGSJ-ZGJRD2-DIYA は、ZaifがXEMを保存しているマルチシグアカウントのアドレスです。今回の場合、このアドレスから送られたという意味になります。
  • 量が + になっています。この例ですと、自分のNanoWalletのアドレスの残高が85XEM増えた事を意味します。
  • 日時が世界標準時になっています。日本時間に直すには9時間を足します。この例では、「Sun, 21 May 2017 16:15:51 GMT」となっていますので9時間を足すと「Mon, 22 May 2017 01:15:51 JST」となります。

2. NanoWalletからZaifに送金する

ここでは、NanoWalletから出金をする方法を説明します。出金には、送金するXEMと手数料が必要になります。

2.1 NanoWalletでXEMの残高を確認する

NanoWalletは、1つのウォレットに複数のアカウントを持つ事ができます。アカウント毎にそれぞれ別のアドレスになりますので、残高も別々に管理されています。 出金を行いたいアドレスを選択した後に、中央上に表示されているのが残高となります。

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2.2 NanoWalletからZaifに送金する

ここでは、NanoWalletの画面を開きながら、Zaifの入金画面も同時に開く必要があります。 順を追って説明していきます。

2.2.1 NanoWalletの送金画面を開く

NanoWalletにて、一番上のメニューから送金を選択します。選択後次の画面が表示されます。

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ここで、「宛先」「メッセージ」欄にZaifで表示される文字をコピーペーストする必要があります。

2.2.1 ZaifでXEMの入金画面を開く

Zaifのページの一番上にある「アカウント」をクリックし、「XEM入出金」を選択します。

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XEM入金が選択されている事を確認します。

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2.2.3 Zaifで表示されている「入金メッセージ」のコピー

Zaifの「XEM入金」画面に表示されている、「お客様固有のXEM入金メッセージ」をコピーし、NanoWalletのメッセージにコピー・ペーストします。その後、Zaif画面にて入金先アドレスを表示させます。

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2.2.4 Zaifで表示されている「入金先アドレス」のコピー

Zaifの「XEM入金先アドレス」をNanoWalletの宛先にコピー・ペーストします。

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2.2.5 NanoWalletからの送金処理

最後に送金したいXEMの量を記入します。その後、ウォレットパスワードを入力し送金ボタンを押します。

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送金処理を開始すると、NanoWalletの「ダッシュボード」の「未承認」項目に今行なった送金処理が表示されます。この表示は数秒〜1分程度で「承認済」に移動します。この時表示されているXEMの量は手数料を含んだものになっています。今回は80XEMを送金しましたが、手数料が2XEMありますので、−82XEMと表示されています。

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「承認済」になった時の表示はこちらになります。アカウントの残高から82XEMが減っている事が確認できます。日時表示は世界標準時になっていますので、日本時間に直す場合は表示されている時刻に9時間を足します。

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2.3 Zaifで入金を確認する

NanoWalletでの送金作業が終了していますので、ブロックチェーン上では既にZaifに資金が到着しています。 NanoWalletの送金作業が終了している場合でも、Zaif内部にてXEMが自分の残高に追加されるまで10分程度かかります。

NanoWalletから送金直後にZaifの「XEM入金」(2.2の画面と同じ場所です)画面にて確認できます。

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「未確認のトランザクション」に先程送金したトランザクションが表示されている事が確認できます。今回の例で送金した80XEMが届いている事が確認できます。

一番左にある、「確認」という項目は、0/9→1/9→2/9 …… 9/9 と変化していきます。この値が9/9になると同時にトランザクションは承認され、「未承認のトランザクション」から削除されます。その変わりにページ下部の「入金履歴」に移動します。

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「入金履歴」に反映される事によりZaifの残高に追加されますので、これによりZaifにて入金されたXEMが自由に使えるようになります。